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TPP!TPP!!

はい、またまた信から離れた記事ですいません、執事です。

最近、どのメディアでもこのTPPのお話で持ちきりですね。
さて、このTPP。
皆さんは参加した方がいいと思いますか?それとも、しない方がいいと思いますか?
賛成派の意見は、よく経団連の米倉会長殿の話やら、トヨタの方の話やらをトップに据えてニュースで取り扱っているのをよく見ますね。
反対派の意見は、農業関係者や医療関係者の話がトップに据えられてますね。

では、単刀直入に、TPPに参加したら日本ってどうなるの?って誰でも思いますよね?
ってなわけで、私の妄想を、また書いてみます。

まぁ、さんざん反対派、賛成派の話はニュースとかで見て辟易しているでしょうから、違う視点からの書き方してみますね。

まず、農業関係。

・関税(コメなら関税700%超)の撤廃なんぞしようものなら、海外の安い商品に勝てない、負ける、農業を滅ぼす気か?!
・食料自給率を下げてしまえば、何かあった時(戦争やそれに準じる国家間のいがみ合い等)食料が入ってこなくなった時に日本は滅ぶぞ!!

きっとニュースでも、この部分ばかりが取り上げられてしまっているので、見ている皆さんも、あぁ、そうなのかなぁ、って思うでしょうし、下の方なんておかしな愛国者の人達にいかにも利用されそうな文言ですね。

でも、実はですね、TPPに参加しなくても、このままいけば、日本の農業は勝手、自然に滅びます。

問題の根本を見ずに、全てTPPにおっかぶせて、自分は何食わぬ顔で正義の味方やってるツモリの農業関係者の人達多すぎですね。
って、まぁ、これだけじゃ意味わかんないですよね。


そもそも、日本の農業政策の失敗とは、政府がず~っと、食料自給率をあげられなくなるような形で放置し続けていた事が原因です。
日本という国は今まで、農作物の自由貿易に関する外圧に対しての話合いについて、高い関税をかけて保護し、経営の為の補助金を支給する政策をうち続けていました。
それは同時に農業政策について関税保護、補助金という処方箋を使い続け、根治を目指さなかったという事でもあるのです。
もし、ホンキで根治を目指すのならば、国内食料自給率の目標数を明確に打ち出し、それを目指して新たな農業従事者の開拓(次世代の農業従事者の育成)、農業知識、技術の分野の集成(知識、技術の育成については、大学とかでキチンとしてたりはするけれど、分野毎の縦割りがすごい。)にこそお金を注ぎ込むべきでした。補助金じゃなくてね。
高関税、補助金というのは、実に甘い利権の温床だったのが、それから抜け出せなくなった原因です。


戦後、日本はアメリカの政策によって食事を、米食からパンなど小麦食へと変えられていきました。当時、アメリカは小麦の生産量が増え、日本を余剰在庫の販路としました。
日本政府は、(アメリカの政策によって)米の消費量が減少させられているにもかかわらず、農家保護の名目の下に、米価を維持する政策として、「作らせず(減反)+農家へ補助金」を打ち出したため、米価は高く維持されましたが、米価が高いため消費はいっそう減少してしまいました。
米や麦など以外の農産物の関税率は、アメリカの圧力により他の国に比べて低いため、輸入が増え、ますます自給率が下がっていきました。

そして、この形は、どの人間にとっても美味しい形だったのです。

政府:真面目に農業の育成を考えなくても(本当なら最も考えなきゃいけない所なのに)補助金出すことで仕事したことにできる。あとは減反(げんたん:耕作できる農地があっても、それを制限して使えなくする)を農家に強いて、米価を維持するよ。え?コメの消費量が下がってる?仕方ないじゃん、パン食とか増えてるし。小麦とかは関税低くてもいいじゃん!え?減反で生産量が少ないからコメの価格が高いままで尚更コメ消費が減ってる?それは関係ない、日本人の食文化の変化!時代の変化!コメ農家は保護されてる。日本のコメは高い関税で保護されてる!

政治家:農家を保護する!という大義名分の下、農家の人が減反されても補助金で暮らせる状況をつくり、自分の票田を磐石のもにできた。

農家:農業がきつい事もわかっているし若い担い手も出ない。きっと時代遅れなんだろう。補助金もあって生活はできそうだからこれも時代の流れ。

こういった流れが約40年変わらず続いてきたのです。



あ、もちろん、意識の高い農家の人達はいますよ。
(ってか、マジJAふざくんな!みたいなw)
全部が全部そうなわけではありません。
むしろ、農水省などが行ってきた減反政策などに反対をし、粘り強く日本の農作、食糧自給率をあげることなどを真面目に考えてる農家の人達もたくさんいます。
減反どころか、逆にもっともっと農業を促進、作物を作っていって、日本の消費量が少なくても、海外に売っていけばいいじゃない!って思ってる人達もまた、たくさんいるのです。
そして、その際に発生する、過剰生産産物の価格調整や、国内外の価格差の部分にこそ、補助金を費やしていくべきだ!、とね。
実はEU諸国では、こういう形の農業政策をとっているんです。
EU諸国では、高い農産物価格で農家を保護しています。
農家は作りたいだけ作ることができるため生産余剰が発生しますが、過剰生産物は補助金で価格調整をし、他国へ輸出しています。
余っても気にせずに作っているので、必然的に食料自給率は上がります。
EUの保護政策の負担額は、日本よりも大きいですが、日本とは真逆の形の政策であり、且つ、食料自給率を高く維持したまま腐敗が発生しにくいシステムになっているのです。

わかりやすく書くと、こうです。

日本の農業 : コメを作らずに、農産物の価格調整(減反、価格維持) ⇒ コメの生産について一定の上限があるから、コメの価格が下がらない>消費が減る> 自給率低下、輸入に依存

EUの農業 : 農業政策としての生産性アップの自助努力(コストダウン等) ⇒  生産物の過剰があっても自由に作れる>価格が暴落しない様に補助金で調整>食料自給率のアップ、輸出の増加

私もこの意見に賛成です。
働かずに補助金で生活することを目的とするよりも、もっともっと生産的で、有効な補助金の出し方だと思います。

ところがところが、これに反対する集団がいます。
ハイ、察しのいい人達は気付いていますね?(笑)
JAの人達、つまり農協関連、そしてそれにつながる農水省の天下り役人達です。
もっと言うならば、TPPに反対している、各都道府県の農協の青年部(笑)などです。
よくテレビのニュースに映る人達ですね。


医療もまた、同じ様な構造です。
今現在の医薬品の認可には、白い巨塔のドラマも真っ青な程の学歴(特にT大)、派閥主義が蔓延りまくってます。
薬の認可にしても、ちょっと前までは、ある医学会のドンと呼ばれたY先生の派閥が大変な力を持っており、どんなに薬効が優れていて、且つ副作用がより少ない薬が開発されようとも、その先生のOKがないと通らない、という様な世界でした。(おそらく、今もさして変わっていません。当然、認可には厚生労働省のお偉方も。)
厚生大臣の諮問機関である中央薬事審議会で審議されて初めて認可されなかったある薬の話などが有名です。
そして、一度薬が認可されると、売れる薬ならば、とんでもない利益を生みます。(特にガンなど不治の病に効く。という薬なら…)
それ故、大手の製薬会社各社は、大変な接待費用や袖の下を準備して莫大な利権を生むその薬の製造権を常に争っています。
当然、その金のなる木を、TPPで自由に海外から入ってくる医薬品などに荒らされたくない、と考えます。
(ましてや、アメリカなんぞは、製薬会社がバカでかいですから、当然、動く金もバカでかい。)
それに、仮に薬の認可についてヘタに海外の医薬品を不許可にした場合、ISDS条項で海外の製薬会社の利益を害した、として国が訴えられれば、それに連なる認可の仕組みについてもメスが入る可能性は高いのです。
それを日本の医療関係者は、と~っても嫌がっています。


残念ながら、日本の利権主義は醜く、風通しをよくしないといけないのは事実。

かといって、このままTPPに参加すれば、これまたよくもなりません。

思い出してみましょう。

2009年9月の悪夢を。

あの年、あの時、ほとんどの日本国民は浮かれて、醜い利権主義がなくなる!日本はよくなる!と考えていたことでしょう。
その中身も見ずに。
しかし、蓋をあけてみれば、惨憺たる有様…。
今回のTPPも根源はそれと同じ。
入れ替わるだけです。
そして、前よりもっと悪くなる。
ただそれだけのことです。

戦後からず~っと続いてきてしまったモノが、一番まずい形で実を結ぼうとしています。
でもですね、ガタガタあがいても仕方ないんですよね、これが。
なるようになっていくだけなので。
それに、今回、TPPに参加しても、参加しなくても、日本という国、引いては世界に起こる結果には、大きな差異はないです。
(まぁ、最終的には、参加することになるんですけどね。)

でも、震災以降、色々な人達の意識が変わって、よくなってきてるとこもたくさんあります。
日本の事を、自分だけでなく周囲の人達の事を、真剣に考えてくれる人達が増えてきているので、色々な不幸が先送りされたり、大きな不幸が小さくなったりしてるみたいです。
完全回避は不可能でも、大難を小難、小難を無難にまつり変えることはまだできると思います。


最後に一言。

恨むべき物(者)は何もない。

です。




妄想、妄想。
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